ルールの設定方法

固有の業務プロセスを基に、 LiveAgent上でスマートチケットを自動処理する「ルール」の作成が可能です。 もし業務の中でのルールを考えつくならば、「時間ベース」または「通常のルール」を作成できます。

「ルール」とは、一定の条件でチケットを完了したり、タグ付けしたり(内容のカテゴリー分け)、顧客によってチケットの重要度を上げたり(表示順が上がります)、不要な問合せを自動処理したりすることができます。業務プロセスを明確にすることでルールが設定でき、自動化が進みます。

 

ルールの設定方法

 
  1. ルールの名称と、ルールの適用条件の決定

    まず作成するルールの名称と、ルールに適用する条件を決定します。

    エージェント画面左メニューより 「設定」>「自動化」>「ルール」 をクリックし、ルールのメニューを表示します。時間条件は、「日」「時間」「分」の単位で設定できます。時間条件が必要な場合は時間ルール設定を行います。

    「ルール」で適用可能な条件は以下の通りです。

    • メールから作成されたチケット
    • チケット作成
    • チケットのステータスが変更された
    • チケットが転送された
    • オフラインメッセージのグループが追加された
    • エージェントの評価
    • チケットタグが変更された
     
     

    〔下図では「チケット作成」時点でのルール適用を定義しています〕

  2. ルールの適用条件の決定

    時間ルールを適用する条件を決定します。条件は AND 条件と OR 条件の組み合わせで作成することができ、1つの条件グループとなる「コンディション」を複数定義することも可能です。

    「適用条件」として利用できる内容は以下の通りです。

    • 問い合わせウィジェットから作成
    • チケットのソース
    • チケットのステータス
    • チケット作成
    • チケットの変更
    • チケットが削除された
    • チケットの開始リファラ URL
    • チケット優先度
    • 最後に受け取ったメッセージ
    • 割り当てエージェントのステータス
    • チケットのチーム
    • チケットの割り当て先
    • 顧客グループ
    • 招待から作成
    • チケットのタグ
     

     

    〔下図では、特定のウェブ問い合わせフォーム(ウィジェット)から作成されたスマートチケットを条件としてグループを定義しています〕
     
  3. ルールに適用するアクションの決定

    条件および適用コンディションに合致したスマートチケットのアクション(自動処理)を決定します。チケットのエスカレーションやタグ付けのほか、変数を用いてチケットのメッセージや顧客情報を差し込んだメールの送信も可能です。アクションも適用条件(コンディション)と同様、複数のアクションを組み合わせてスマートチケットの処理に当たることができます。

    適用可能な「アクション」は以下の通りです。

    • チケットを転送
    • チケットを解決
    • チケットを削除
    • チケットの優先度を変更
    • SLA レベルを変更
    • スパムとしてマーク
    • スパムから外す
    • チケットを消去する
    • 回答を送る
    • タグを追加する
    • タグを削除
    • 右の宛先へメールを送る
    • 他のルールを停止する
     
     

    〔下図では「依頼者(問合せ顧客」へ、送信者名「株式会社インターワーク」が以下のメールを配信するよう設定しています〕