SLA の設定方法

SLA (サービスレベルアグリーメント)とは、あなたの会社のカスタマーサポートにおける品質基準です。 チケットに応対する制限時間を定義しておくことで、サポート品質を管理することができます。

LiveAgent で設定する SLA には「レベル(重要度)」と「ルール(条件)」があります。この 2つを組み合わせることで、「標準時」「緊急時」「障害発生時」など問合せのシチュエーションに応じたスマートチケットの優先順位付けを LiveAgent が調整します。

 

SLA の設定方法

メニューの 設定>自動化>SLA を選択します。

  1. SLA レベルの設定

    LiveAgent の運用で標準となる SLA を定義します。「SLA レベル」を設定して、エージェントが対応すべきスマートチケットへの応答時間を規定します。SLA レベルは、必要に応じて複数設定することができます。

     

    SLA レベルの設定項目

    • SLA レベルの名称
    • 応答時間の設定
      • メール返信の目標期限 (最初の回答/次の回答)
      • ライブチャット対応時間の目標上限値 (チャットの回答)
      • 電話および音声会話の対応時間の目標上限値 (電話の応答)
    • タイムゾーン
    • LiveAgentでサポート対応する営業時間 (祝日の追加設定も可)

    ※条件によって異なる時間制限を定義する場合は、SLA レベルを追加作成します。

     

    SLA レベルを複数作成する場合の例

    • 障害時の対応時間制限を、通常の応対よりも短く設定する
    • VIP など特定の顧客グループへの対応時間制限を、通常よりも短く設定する

    〔設定例〕

  2. SLA ルールの設定

    「SLA レベル」を複数設定する場合、レベルの割り当て条件の作成を「SLA ルール」より行います。

     

    SLA ルールの設定項目

    • SLA ルールの名称
    • 適用条件の定義
    • 使用する「SLA レベル」の定義

    SLA ルールの適用条件は、以下の項目から選んで作成します。複数組み合わせることで、高度な条件設定も可能です。

     

    SLA ルールの適用条件一覧

    • チケットのソース
    • チケットのステータス
    • チケット作成
    • チケットの変更
    • チケットが削除された
    • チケットの開始リファラURL
    • チケット優先度
    • 最後に受け取ったメッセージ
    • 割り当てエージェントのステータス
    • チケットのチーム
    • チケットの割り当て先
    • 顧客グループ
    • 招待から作成
    • チケットのタグ
     

    〔設定例: スマートチケットに「障害」タグが追加された場合、SLA レベルに「障害時 SLA 」を適用する〕